【#5キッチンリフォーム】DIY初心者が、OSB合板で憧れのキッチンカウンターをイチから作ります!
こんにちは、DIYファミリアです。
しばらくの間キッチンリフォームをご紹介してきましたが、
ようやくキッチンが使える状態までやってきました。
前回の記事はこちら ↓
引っ越してきてすぐ、
「冷蔵庫が届く前にでかしちゃおう!(5日ぐらいしか猶予がない)」
みたいな軽いノリから始まりましたが、気がつけば1ヶ月も経過してます。
一日中DIYに専念すれば完成も早いのでしょうが、空いた時間や休みの日だけとなるとなかなか進まないものなんですね。
そんなこんなで、ちょこちょこ続けてきたキッチンリフォームもようやく一段落。
今回は憧れのキッチンカウンターのDIYを紹介したいと思います!
設計
どんなカウンターにしようか迷ったんですが、最終的には
カラーボックスの上に板を乗せるだけの簡易的なカウンターにしようと言うことになりました。
が、
これではDIYのやりがいが全く感じられないです。(初心者のクセに生意気な)
ですので、
OSB合板を使用して特製カラーボックスを自作することにしました。
イメージはこんな感じです。(雑・・・(;´∀`))
これ、イメージをただ描いただけなんですが、
当時の私は、これを設計図だと思っていました。
しかも「キッチンカウンター作りたい!」と曖昧な妄想に過ぎず、
買う材料にいたっては、「ホームセンターに行けばなんとかなるでしょ。」
って思ってました。
何の材料使うの?
どれくらいの大きさで何枚買う?
デザインは?寸法は?
予算は?
友人にあれこれ聞かれ、これらが全く考えられていないことに気づきました。
はい、完全に舐め腐っています。
それでようやく、「あ、設計図用意しないと!」と思い立ちました。
何も考えていない自分に驚愕したのを覚えています。
あのままホームセンターに行ってたら、呆然と時間だけが過ぎていくことが容易に想像できますね・・・(-_-;)
まずは思考を具現化しないと、思考のままで終わってしまいます。
なので、まずはじめにやらなければいけないのは、理想を描き起こすこと。
自分さえわかればいいので、思いついたままメモに残しました。
頭で考えたことって、実はすぐに忘れてしまうものです。
せっかくいいイメージが湧いたと思っても、思い出そうとするとなかなか出てこない?!ってことありますよね?(老化かな・・・)
メモは成功への秘訣である!なんてどこかの社長さんが言っていましたが、メモすることってホント大事だと思います、はい。
そんな話は置いといて、カウンター作りに戻ります。
いろいろ考えた結果、
・材料はOSB合板(かっこいい柄でいつか使ってみたかったので)
・天板は、集成材のような分厚くて頑丈なやつ(できれば濃い茶色か黒にしたい)
・棚はいろんな用途を想定し、すべて違うサイズ(今思うと、ある程度統一を出して欲しかった・・・)
・高さは、1,050mm(子供でもなんとか届く高さ)
ここまで固まったら、あとは設計通りに作り出して大丈夫ですかな。
墨出しから切断作業
お目当てのOSB合板は11mm幅の合板だったんですが、
ホームセンター4件回っても見当たらない・・・。
GWも折り返しになり、ネットで注文している余裕もない。
しょうがないので9mm幅の合板で妥協してしまいました。
(後日、車で30分ほど離れた隣町で発見・・・(;´д`)ヒデブ)
使用するOSB合板は全部で4枚。高さ1,100mm、奥行き450mmの棚を3個分制作できます。
1枚1,100円で買えますので、ビス代や労力を除けば、カラーボックスを購入するのとだいたい同じですかね。
ネットでもOSB合板を購入できますが、ちょい割高・・・。
買いに行く手間をお金で解決するか、少しでも費用を節約するかは、その人の基準で。
私は、「少しでも節約!」と思い、半日かけてあちこち探し回ったり、車を汚しながら重い板を運んだりしました。
よくよく考えると、余裕があるなら送料払って家まで届けてもらったほうがコスパ良いのでは?なんて思っちゃいました。
OSB合板を入手できたので、さっそく切断作業に入っていきます。
と言いたいところですが、適当に切ると足りなくなる可能性があります。
1枚の合板を最大限活用できるように予めどのようにカットするか決めます。
失敗してまた買いに行くの面倒ですもんね。
慎重に寸法を図っていたつもりが、いざ切ってみると、
「あれ?斜めってない?」
数センチから数十センチズレてしまうことも(゜o゜;
原因は、”浅はかな測り方”・・・。
時間かけて寸法を測ったのに、何枚か失敗してしまいました。
1枚多く購入していたので、何度もHCに出向かずに済みました(;・∀・)
切る前にもう一度寸法があっているかどうか、確認することをオススメします。
短く切っちゃったら直せませんからね(-_-;)
合板カットには是非丸ノコ定規を
合板切断時には、丸のこ定規を使用しました。
合板を張り合わせただけですが、最高に便利です!
You Tubeにたくさん作り方が紹介されていますので、ぜひ作ってみましょう。
私が作ったのは、9mmの針葉樹合板を張り合わせたものです。
まだ合板が余るほどDIYしていないので、定規用に1枚購入しました。
持ち帰っても正確に切断する術がないので、ホームセンターでカットしていただきました(もちろん有料)。
1,820×300 を1枚と、1,820×90 を1枚。
この2枚をボンドとビスで貼り付け、両サイドの余った部分をカットしました。
角材を作業台替わりにする場合の注意点
作業スペースが限られていたので、角材4本を作業台替わりにしました。
この時は、DIY初心者すぎてあまりにも未熟だったので、角材の置き方もわかっていませんでしたね。
カットしたい合板の切断方向と角材の向きを平行にしてカット・・・これ、NG!
上の写真は初めて合板をカットしたときのものです。
な!なんて酷い姿勢・・・
改めて見ると怖すぎますね💦
バランスを崩しうまく切れなかったことが容易に想像できます。
最悪の場合、勢い余って丸ノコを床にぶっ刺してしまう、なんてことも・・・。
では、カットするとよかったのでしょうか。
それは・・・、
カット方向に対して垂直に置きます。
・・・?
角材まで切れちゃうじゃん!
と思うかもしれませんが、切れちゃって良いんです!笑
いくら作業台がわりの角材に過ぎないとしても、大事に使いたい気持ち、よくわかります。私もそうでしたので。
ただ、あらゆるリスクやコストを考えると、一緒に切ってしまった方が安全でいい出来に仕上がります。
少し抵抗はあるかもしれませんが、思いきって角材ごと切ってしまいましょう!
ビス打ちとコーナークランプ
すべての合板をカットしたので、組み立てに入っていきましょう。
組み立てには、コーナークランプと言われるものを使用しました。
コーナークランプは、直角があるものを作ろうとする場合、非常に有効です。
カウンターづくりのために購入したのですが、今後もなにかと出番が増えそう。
初めてなので一番安い商品を選びました。
強度に不安がありますが、ちゃんと直角で固定され問題なく使えると思います。
さて、ボックスの輪郭ができたら、あとはビス打ちです。
(ビスだけだと頑丈さに欠けるので、木工用ボンドでも固定しています。)
ドリルで下穴をあけ、ビスを打っていきます。
始めてすぐに気づきます、厚さ9mmへのビス打ちの難しさを・・・。
まっすぐ打ち込まないとビスが飛び出してくるのです(・・;)
よく考えると、9mmに3.2mmのビスを打つので、両サイドに2.9mmの余裕しかないんですよね。限りなく水平に近くないといけないんです・・・。
かなりムズい(;・∀・)
水平器とさしがねを駆使し、なんとか一度の失敗に抑えました。
”この失敗は、うまく行かない方法を見つけただけ”
そうゆうことにします。
ただ、
慎重に慎重にビス打ちをしたおかげで精神的にどっと疲れました。
この作業をもう二回しなくてはいけないと考えたときの絶望感は、なかなかでしたね。
9mmでも問題なく製作可能なんですが、
私のようなDIY初心者にはなかなか骨が折れる作業でした^^;
12mmの合板がおすすめです。
棚板の取り付け
ボックスの枠ができたので、次は棚板を固定していきます。
固定する際ですが、コーナークランプを使用すると便利です。
ですが、クランプの取り付けが面倒に思えたので、
まだ固定していない棚板を使用して取り付けてみました。
そして、棚板を固定するときには、水平器が欠かせません。
けっこういいお値段するので、私は100均のものを使ってます。
棚板に仮置きし、水平器で水平を確認してからビス打ちします。
ボンドも使用するとグッドです!
棚板をカットした際、側面の厚さを考慮できていなかったので、
厚さ9mmの2枚分、18mmをさらにカットしました。
初め、なんで棚板が入らないのかわからず訳が分からなかったんですが、
考えてみればそうですよね。笑
経験がないと、
考えればすぐわかるようなことでも、なぜか意味不明に感じてしまいます。
むしろ考えれば考えるほど謎に包まれてしまったり・・・。
OSBボックスの設置
かなり疲弊しながら、なんとか3つの棚を完成させました。
作業時間にして、だいたい6時間ぐらいでしょうか。体感的には、一日中棚を作っていたような感じがします。
あとは棚を設置し天板をのせるだけ、のハズだったんですが・・・
設置してみると、あららららら、ガッタガタ・・・。
なんと、キッチンの床が歪んでいたのです。
ビー玉が転がるほどの傾きです。
床は水平なものかとばかり・・・とんでもない思い込み。
OSBボックス製作で疲弊しきっていた私に成すすべもなく、というより、
どうしたらいいかさっぱりわからないので、そのまま設置しました。
垂直に置くと前方が6mmほど浮いてしまうので、
後日余った3mmのベニヤ板を2枚重ねて隙間を埋めました。
天板は、赤松集成材を使用しました。
冷蔵庫ギリギリまでカウンターを置くので、扉が開くように斜めにカット。
集成材の無垢な感じでも良かったのですが、なんとなく物足りない感じがしたので、当初のデザインに従い黒のリメイクシートを貼ってみました。
マットな仕上がりで、高級が出ますし、手触りも良いですし、結果オーライ!
OSB合板と黒色は相性がいいですね。
男前な感じに仕上がったと思います。
キッチンカウンター完成!!
まとめ
どうでしょう!?
かなり遠回りしてしまいましたが、苦労した分いいものができた!
と、思い込むことにします。
今回の作業をざっとひとまとめに紹介すると、
設計 → 材料調達 → カット → 組立 → 固定 → 出来上がり
そして、最も肝心な工程だと感じたのは・・・設計です!
設計段階で、寸法やらデザインやらを明確にしておけば、
あとはその設計通りに事をすすめるのみ。
迷いもなく、無駄に悩む必要もありません。
(と、私には当然のことができてなかった・・・。)
あ、下調べも重要でした。
床が歪んでないか、壁は垂直であるか、色々と調べてから設計に移ったほうが良いでしょう。
まだまだDIYする余地はありますが、他の部屋もあるのでキッチンばかりに手をかけていられない、というのが正直なところ。
しか~し、キッチンができたものの、食事する場所がまだないんですよね・・・。
現在は6畳の和室で食事しているのですが、物置きと兼用状態でとにかく狭い。
そろそろ広いリビングが欲しいところですね。
そう、次回はリビングのリフォームに決定しました!
この家で一番広い重要な部屋です。
次回は、リビングのフローリング作業を紹介したいと思います。