DIY Familiarの家族リノベーション記録

築40年超えの中古住宅をリノベーション。ド素人が行うDIYやリフォーム、セルフリノベーションを紹介します。

【ツーバイ材で自作ドア】キッチンへの入り口に自分好みの扉を。ワンバイ、ツーバイ材でいちからドアをつくってみる。

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ツーバイ材で自作ドア

 

こんにちは、DIYファミリアです。

 

和室と洋室だった間取りが、14畳のリビングへと少しずつ姿を変えていってます。

ガラっと変わりはしませんが、ちょっとの変化でも素人にはわたしには大満足です。

 

そして今回は、キッチンへの扉を取り付けたときのDIYを紹介したいと思います。

 

 

現在の様子と問題点

もともと引き戸が付いていたのですが、建付けが悪くスムーズに開かなかったため

引っ越して早々に撤去しました。

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キッチンへの入り口

撤去したときはオープンのままでいいかな、って考えていたのですが

数日過ごして二つの問題を発見。

 

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玄関からキッチンまでは一直線

①玄関からキッチンまで一直線で、お客さんが来るとキッチンが丸見え。

②風が強いと玄関あけた瞬間に、突風が家中に・・・。

 

知人なら特にどこを見られても平気ですが、知らない人から家の奥まで見られるのは遠慮したいですね。

そして、キッチンとリビングも繋がっているので、寒い日だと玄関の冷気がリビングまで押し寄せてくるのでした。

 

ネットでドアの購入を検討するも、ちょうどいいサイズがなく断念。

オーダーは高額になるので、自分で作ることにしました。

 

木材の選別と設計

真っ先に思い付いたのは、2×4(ツーバイフォー)で枠を作ることでした。

というか、他に思い当たらなくツーバイ材で即決。

 

節と歪みさえ気を付ければ

安価で扱いやすいので初心者にはもってこいですよね。

 

当初の設計はこのような感じ ↓

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簡単すぎて汚いので恥ずかしいですが、当初はこんな感じの設計で想定していました。

 

とりあえず枠だけでも製作したかったので

必要な数量を計算しツーバイ材とワンバイ材を購入しました。

 

ドアの枠組み

設計図通りにカットしたら早速組んでいきましょう。

 

・・・。

あれ?どーやって繋げるんですかい?!

 

ツーバイ材の横幅は89mm。それ以上長いビスなんて見たことない( ゚Д゚)

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「120mmのビスが必要か?!」

「ホームセンターに売ってたっけ?!」


ちょいテンパりましたが、いつか見たYouTubeを思い出しました。

ドリルで半分ほど穴を開けてからビスを打ってたような・・・。

 

下穴開け

見よう見マネでやってみることに。

下の図のように穴を開けることにしました。木材が太いので75mmのビス3本で固定します。

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ドリルドライバーを持っていないので、インパクトドライバーにドリルチャックという工具を取り付けて使ってます。

 

 

祖父からもらった年代物のドリルビットを使用し、4cm穴を開けました。

穴を開け終わるのに1分ほどかかります。

 

「意外と穴開けるのって大変なんだなー💦」

と、その時はそんなもんだと思っていましたが、

のちに新しいドリルビットを購入し、ものの数秒で穴を開けられることを知り度肝を抜かれました・・・。


工具はなるべく最新のものを使用しましょう(-_-;)」

 

ドリルにマスキングテープを

均等に穴を開けたいので、すべて同じ穴の深さになるようにします。

ドリルビットの4㎝のところにマスキングテープを貼り、穴あけの目印にしました。

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ドリルにマスキング

すべてに穴を開け終え、いざビスを打ち込もうとしたところ、

またしても問題発生!

 

インパクトのドライバービットが届きません💦

 

急遽長いビットを調達。

あちこち行ったり来たりでどんどん無駄な時間が・・・。

 

コーススレッドで固定

枠は75mmのコーススレッド(半ねじ)で固定しました。

リビングの床をフローリングにした工事の余りです。

 

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想定外の買い物で無駄な時間を使った分、早急に作業を進めていきます。

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ドアの枠組み完成まであと少し

設計図通りの寸法でなんとか組みあがりそう。

窓の部分や装飾方法をまだ決めていないので、枠を眺めながら考えることにします。

 

ダボで穴埋め

ドリルで穴を開けたので、ダボを使ってその穴を埋めました。

8mmのドリルを使用したので、ダボも8mmでピッタリハマります。

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仮置き

設計図通りに作れましたが、一応そのサイズで大丈夫か実際の取り付け位置に仮置きしてみます。

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なんとジャストフィットのピッタリサイズ!

少しも余幅がありませんでした。

 

いったん解体して短くカットしようにもダボで塞いてしまっています・・・。

仮置きはもうすこし前の段階でやっておくべきでした。

 

どうしようもないので1~2mmほどカンナとやすりで削ります。

 

ワンバイワン材の取付

できた枠組みを眺めながら思いついたのは、

下図のようにさらに枠を取り付けワンバイフォー材で空間を埋めるという作戦。

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ホームセンターでちょうどいい木材を探していたところ、

1×1というサイズの木材がありました。19mmの角材ですね。

 

これはちょうどいいぞ!と思い即購入。

 

細かい作業には細ビス

木工用ボンドとビスでさっそく取り付けてみます。

幅が19mmしかないのでなるべく細いビスがいいですね。

目立たないように造作用のビスや細ビスを使いましょう。

 

 

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ドアっぽくなってきました。

ツーバイフォー材のちょうど半分の幅なので、

もう半分をワンバイフォー材で埋めるとフラットになります。

 

イメージだったものが具現化してくるとワクワクしてきますね。

早く完成させたい!という気持ちを抑えて慎重に作業を続行。

 

ワンバイフォー材の仮置き

枠に合わせてワンバイフォー材をはめていきます。

裏と表でドアの表情が違うため、すぐに飽きないだろうという意図から

このデザインになりました。

 

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600mmの横幅をワンバイ材でピッタリ埋めるには6.74枚必要な計算。

実際はその0.74が何mmなのか、一度仮置きして採寸する必要があります。

(計算が苦手なため仮置きしないと・・・)

 

窓枠の加工

窓の部分はワンバイ材をクロスさせて取り付けます。

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のこぎりとノミを使い、2本がピッタリと重なり合うようにカットします。

 

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窓枠の取付

うまくクロスするように加工出来たら実際に取り付けていきましょう。

 

ビスで固定するのですが、斜めに打ち込まなくてはいけません。

45°になるように打ち込んでいきましょう。

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先に周りの枠を取り付けてしまったので斜めに打ち込みましたが、

本来であれば、枠を先に作ってからドアに取り付けるとよかったのかもです。

 

ワンバイ材の固定

仮置き状態だったワンバイ材。

余幅の採寸ができたので固定していきます。

 

頻繁に開け閉めするドアですので、

簡単に壊れないよう、また、ガタガタにならないように固定する必要があります。

枠の固定と同じくボンドと細ビスを使用しますが、ボンドは気持ち多めで。

 

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丁番の取付

ドアに必要不可欠な”丁番”を取り付けます。

 

 

ツーバイ材と大量のワンバイ材で結構な重量になってしまいました。

その重量に耐えられるよう100mmの丁番をチョイス。

 

丁番の厚さ分ノミで削り取り

ドアと柱に隙間ができないように丁番の厚さ分削ります。

厚さが5mmもあるので、この作業をしないと結構な隙間ができ、

すきま風が吹き込んできます。

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丁番の取付は慎重に

丁番のくぼみを確保できたら取り付けましょう。

簡単に取り付けられそうですが、少しのズレでも命取りになります。

 

マスキングで固定し、錐も使いながら、少しのズレも許さないように作業します。

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丁番取付

特に柱に取り付けるときには要注意!!

一度ビスの穴をあけてしまうと調整が困難になります💦

 

・・・そう、まさに今回体験いたしました。

 

丁番がちょい斜めになってしまったところ、ドアも斜めに・・・。

いまだにちゃんと閉まらないんですよね😅

 

窓ガラスの代わりにポリカーボネート

ガラス加工はまだハードルが高かったので、窓はポリカーボネートを使用しました。

今までも何度も登場しているポリカ、いろんな使い道がありますね。

 

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若干透ける程度なのでちょうどいい塩梅。

固定には10mmの角材を使用しました。

 

2つの表情を楽しめるドアが完成

表はキッチン側

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廊下側が裏

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使用した材料や工具

工具

 

 

 

 

 

 

材料(すべてホームセンター調達)

ツーバイフォー 38×89×1820 

ワンバイフォー 19×89×1820

ワンバイワン 19×19×1800

細ビス 

コーススレッド半ねじ 75mm

丁番 100mm

ダボ 8mm

木工用ボンド